所在地 長野県松本市中央4-9-13

℡/0263-32-5453

住 職 石川 隆也

お寺の由来

 開基は石川光長の三男順之進といい、岡崎上宮寺の徒弟となり勝林房兼什と称した。三河一向一揆(1563年)の難を逃れて松本に至り、旧妙勝寺地(松本市大手5‐4‐10)に一庵を作ったと伝える。

 天和3年(1683年)4月18日裏書の本尊を賜り、妙勝寺の寺号、仮本堂庫裡31坪建立とあるので、そのころ正行寺地中となったのであろう。松本の城下町形成、正行寺地中の各寺院の成立も大体この頃と推定される。

 「廃仏毀釈」では、当時の住職綱天は率先して正行寺住職を助けて護法に協力した。この地中寺院住職たちの協力が実を結んだものである。この後、明治9年(1876年)宗規綱領施行により正行寺地中より独立したが、経済的に苦しい時代が続く。先々代住職は県内各地の郵便局長、坊守は県助産婦会長を勤め、本寺再興に貢献した。(先代住職、記述より)

 この後、享保3年(1803年)、明治19年(1886年)の大火で建物はうしなうが、明治22年(1889年)に庫裡、大正7年(1918年)に本堂が再建された。

 大正期より、廃仏毀釈で廃寺になった「念来寺」の跡にある墓地を管理していたことから、平成8年9月に現在地に移転(平成9年6月落慶法要)。昨年、境内地にある県宝「旧念来寺鐘楼」に御門徒さん有志の寄付や県・市教育委員会の補助金で戦時中の金属供出で失われた梵鐘を復元することができました。

お寺の行事

報恩講 毎年10月第2日曜日

お問い合わせ

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