所在地 長野県塩尻市奈良井340

℡/0264-34-2360 fax/0264-34-3124

住 職 藤井 玄珠(法名 釋玄珠)

 玄興山浄龍寺は、長野県塩尻市に所在し、長野五組の南端に位置する真宗大谷派寺院です。平成の大合併によって、塩尻市となりました。古くは、中山道木曽11宿のうち北から2番目の宿場である奈良井宿に所在し、山深い木曽路の宿場町に位置します。江戸時代、中山道で一番の難所であった鳥居峠を望む宿場町であった為、奈良井千軒と称され、人やモノが行き交う大変賑わいのある宿場でした。現在でもこの地域だけで、大谷派2ヶ寺、他宗派3ヶ寺が存在していることからも当時の賑わいをうかがうことができます。

 享保12(1727)年に奈良井大火が発生し、当寺も類焼の被害を受けました。そのため当寺の縁起に関する史資料が焼失し、詳細に当寺の濫觴(らんしょう)を鑑みることは困難を極めます。口伝によれば、木曽義仲の家臣であった落合五郎兼行が、京都より隠れ住んだ地が、奈良井から伊那への権兵衛峠の麓 萱ヶ平でした。兼行の嫡男である玄興が草庵を設けたことが起源とのことです。正安2(1300)年に、兼行の孫である玄徳が玄興寺と称し、寺院の形態を築きました。天保2(1645)年には、本願寺(真宗大谷派)第13代宣如上人より阿弥陀如来立像を下附され、お念仏の教えをいただく道場とて現在の奈良井の地に本堂庫裏を建立いたしました。鳥居峠が難所であったため、江戸時代末期に、峠向の藪原に教化所を設立しました。その場所に昭和30(1955)年先々代最秀が本堂を建立し、仏法興隆・法義相続のもと、奈良井と共にお念仏の歴史を今日まで伝えています。

お寺の行事

報恩講   毎年10月6日 午前10時から(藪原淨龍寺)

      毎年10月18日 午前10時から(奈良井淨龍寺)

定例    毎月第2、第4土曜日 午前10時から(藪原淨龍寺)

春秋彼岸会 春秋彼岸中日 午前10時から(奈良井淨龍寺)・午後2時から(藪原淨龍寺)

盂蘭盆会  毎年8月14日 午前10時から(奈良井淨龍寺)・午後2時から(藪原淨龍寺)

お問い合わせ

所在地 長野県塩尻市奈良井340

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